今日という日は残りの人生の最初の日

人生を充実させるコツは、より多くのものを好きになること。

舞台『One Night Butterfly』を観た感想 ①キッチン編

皆さんこんにちは、アンです。

 
この度、舞台「One Night Butterfly」を合計4公演鑑賞させて頂きました。
コロナ禍での東京行きはリスクが大きくとても迷いましたが、結果的に行くことが出来て良かったと心から思える作品でした。
 
『雄の蝶達の一夜限りの夢』
『とあるバーレスクの悲劇と喜劇』
『舞台という名の筋肉自慢大会』
 
…等、あの舞台を一言で表す言葉は色々とあるのですが、いつも無駄に長文レポを書いている私はどうしても納得いくまで文章にしたくて。
このご時世ですから、ご家族や職場のことを考えて泣く泣く行くのを諦めた方はとても多いと思います。うーん、そう考えるとその方々がDVDをご覧になれる日まで待った方がいいのか?でも2月までなんてとても待てない…今の記憶が新しいうちの感想を書きたい…
 
そんな思いで公式さんに問い合わせたところ、「千秋楽後であればネタバレを含む感想は構いません」との回答を頂きましたので、この機会にこちらのブログに記したいと思います。
(こんな個人的な問いに丁寧にお答え頂いたスタッフさん、ありがとうございます。)
 
今回、私がこの舞台で最も面白いと思ったのは、15人のキャストさんが演じるそれぞれの個性的な「人物像」「関係性」です。
田口さんが主演ではありますが、他の人物の中にも所謂「チョイ役」のような方は一人も居らず、皆さんとても魅力的で面白いキャラクターを演じていらっしゃいました。
 
公式アカウントの人物紹介では、役名・職業や店での役割・イメージカラーは書かれているものの、それ以外の情報は全くありません。その人物の性格・経歴・関係性などはほぼ不明です。
しかし、舞台を実際に観た時に「成程、それは自分の目と耳で解釈しろってことね」と私は強く感じたんですよね。
その為、私のレポートではそんな15人の人物像や関係性、そして役者さんについて1人ずつ触れていきたいなぁと。
人物毎に関連するシーンを断片的に切り取る形になるので、時系列はバラバラです。
「時系列順に並んでないレポなんて嫌!」という方は多分他の方が書いてくださると思うのでそちらをご参照願います。(人任せ)
 
こちらの最初の記事では、バーレスク・One Night Dreamのキッチン担当、魚住さんと佐々木さん、宮本さんのお三方について書かせて頂きます!
(あ、進藤店長については一番最後まで勿体ぶります 笑)
 
※以下、ストーリーのネタバレを含みます。ご注意ください。
※記憶を頼りに書いているので台詞の言い回し等に少々異なる部分がございます。
 
 

 

『魚住健』という人

‣魚住 健(うおずみ たける
バーレスク・One Night Dreamのキッチン担当
‣イメージカラー:グリーン
(公式Twitterより)

 おそらく、店長と主任を除くスタッフの中では、彼がこの店一番のベテランじゃないかと思います。バーテンダーの酒井さんと同期か、少し先輩ぐらいかな?)

「キッチン担当」では確実に一番上の人で、料理長って感じですかね。
少し…いや、かなり口の悪い人で、相手が店長やオーナーであっても怒りを感じた時は容赦なくタメ口になります。声の大きさと張り方はいかにも調理場の人といった印象。
 
冒頭では、発注ミスをした後輩に早速ブチ切れておりました。笑
 
魚住「佐々木ィ!!」
佐々木「うわぁ~、なんすかコレ!?ポテトばっか!笑」
魚住「テメェが発注したんだろうが!!」
 
ポテト2箱の発注を後輩の佐々木に頼んだようですが、魚住さんが持ってきたのはどう見ても20箱はあるであろうポテトの山。佐々木、こりゃ1桁間違えたな。笑(発注ミスあるある)
「次から気を付けます!」と全然気を付ける気なんかなさそうに返事する佐々木に「次なんかねぇよ」と言い、周囲の人間に背を向けて彼はこう言い放ちます。
 
魚住「この店は今日で終わるんだからよ」
佐々木「終わる…って?」
魚住「閉店だよ、閉店」
全員「………」
魚住「…笑えよ」
全員「……?」
魚住「…冗談だよォ!?」
 
どうも、彼曰く「こんなこと続けてたらそのうち店が潰れる」という意味を込めたジョークだったようで…それを見るに、単なる「怖い先輩」ではなくこういうユーモアも多少は持った人であることが伺えます。(店長と主任にとっては笑えないジョークでしたが)
 
「ダメですよ、先輩笑いのセンスないんですからぁ」と佐々木に指摘されるも、この状況ではとりあえず笑顔を作るしかない店長を見て「ほら、店長笑ってんじゃねえか」と彼は得意げです。(綺麗な笑顔だろ。空笑いなんだぜそれ。)
その後も「ロザリオ」の閉店の噂から「ウチも危ないんじゃないか」と言う周りのスタッフに対して「あそこは店長がヤベェんだから仕方ねぇだろ。ウチの店長はそんなことしねぇよ」と自信満々に言っていたので、進藤店長に対しての信頼もとても強いみたいですね。
 
しかしながら、「黙ってたら何かが起きるとでも思ったんじゃねえの?例えば…『奇跡!』」と、我が店長の浅はかな考えも綺麗に完コピしてしまっているのでいたたまれません。うん、やっぱりこの人間違いなくこの店に長くいる人だよ。笑
 
結局、オーナーが言うまで閉店の事実を皆に黙っていた店長。そこで「何で俺たちに言わねえんだよ!?」って怒鳴っているシーンは、なんだか彼の情の厚さみたいなものが現れていて、「信じていたからこそ許せない」という憤りを感じました。
また、キャストの女の子によからぬことをしていたオーナーに「二股の時点で真剣じゃねえだろうが!!」とキレてたのには曲がったことが嫌いそうな性格が垣間見れたりもして、口と態度は悪くとも決して「冷たさ」や「無礼」は感じない方でした。
(しかし、ことある毎にキレてんだよなぁこの人 笑)
 
オーナーの手癖の悪さでダンサーを失ったバーレスク、そんな店に残された道は「ボーイレスクをやればいい」という前代未聞の方法のみ。ですが勿論そんな方法にあっさり乗る人はそうそういないわけで。
辞めた女の子達がどうか考えを改めてくれないかと、男たちは片っ端から連絡を取ります。
 
魚住「頼む!このままだと俺たちが踊らなくちゃなんねぇんだ!」
魚住「え、何でって…よく分かんねぇけどそういうことになってんだよ!!」
 
魚住さんさぁ…貴方の必死さは物凄く伝わってきますけど、その説明じゃ多分誰も理解できませんよ。笑
仮に理解できたとしても、私が女の子の立場なら「何それウケる」って言って電話切っちゃいますよ。(酷い)
 
スタッフ総出で足掻いてはみたものの、結果としては不発に終わります。
もうそのボーイレスクっていうのをやるしかないのか…?って空気になった時、キッチン担当で一番に手を挙げたのは新人の宮本くんでした。
自分の後輩である彼に先を越され、「ふざけんなぁぁぁ!!!」と彼は叫びます。
 
魚住「俺はお前よりずっと前からこの店にいて、お前よりずっとこの店が好きなんだよ!俺だってこの店が、大好きなんだよ!!!」
 
カッコつけた言い回しはしない彼の、素直な気持ちが表れていた台詞でした。
決断の早さでは負けても、長年勤めている先輩として店への愛では絶対に負けたくない。
たとえ厨房の奥にいようと、確実に店を守ってきた彼にその気持ちがあるのは当然ですよね。
 
キレやすくて口が悪くて厳しくて、でも急に冗談めいたことを言ったり、テレビ局の人の前で内心はしゃいでキザに振る舞ったりもして、そんな「厳しさ」と「緩さ」を両方併せ持ったキッチンの長でした。
 
▼イメージカラー・グリーンについて
――緑は、暖色でも寒色でもない、色のスペクトルでいうと丁度真ん中にあたる中間色となります。そのため、調和やバランスと関わります。実際に緑は心にリラックスさせる作用があります。癒しがコンセプトの空間などにはよく緑色が使われ、私たちの心のバランスが保てるように工夫されています。

 イメージカラーも何かしらの意味があるかも?と思ってこの項目を設けるも、早速本人のイメージに全然合わない結果が出てきて詰んでる。汗

でもまあ、真面目な人たちとふざけがちな人たちの中間に立って、全体の調和を取ってるって意味ではギリギリ合ってるかもしれない。店の中の立ち位置では同じぐらいの高さに居そうな酒井さんと同系統の色っていうのもしっくりくる。
 
▼谷津翼さんのこと
‣谷津 翼(やつ つばさ)
‣1996年10月31日生(24歳)
‣身長178cm
‣茨木県出身

 今回の舞台、恥ずかしながら田口さん以外の俳優さんは皆さん存じ上げない方であり、彼もまた初めて見た役者さんです。2.5次元俳優に少しだけ詳しい友人がキャスト一覧を見た時に「テニミュキャスト何人かおる…」って言っていたので、彼がそのうちの一人かな。(一氏ユウジ役として出演されてたようです)

田口さんのTikTokでは、DAY.5とDAY.15に映ってます。
DAY.5では服部さんと高間さんと一緒に、DAY.15では机の陰で一人で筋トレしてました。
田口さん「誰だ、こんなところで筋トレしてるのは…あれは谷津翼だな。偉いな、凄いわ。頑張れ!」
アフタートークより、谷津さんのお母様は以前から田口さんのファンとのこと。そりゃあお母さん嬉しかっただろうなぁ。田口さんは凄く優しくて皆を引っ張ってくれる存在とも仰ってくれて、嬉しくなっちゃった田口さんに焼肉おごってもらえることになったみたいです。良かったね!
 
 

『佐々木廉太郎』という人

‣佐々木 廉太郎(ささき れんたろう)
バーレスク・One Night Dreamのキッチン担当
‣イメージカラー:スカイブルー
(公式Twitterより)

 「キッチン担当」の中では魚住さんと宮本くんの中間の立場にいる人。基本いつもふざけているお調子者といった印象で、舞台上には酒井さんの次に現れました。(た、多分そうだったはず…)

 
佐々木「閉ー店!今、閉店って言いましたぁ!?」
 
いきなり「閉店」という言葉を出され、秘密の話をしていた店長と主任が「マズい、聞かれたか?」と焦っていましたが、彼が言う「閉店」とは、通りの向かいにある「ロザリオ」というホストクラブの話だったようです。なんと、今日急に閉店となり、ホスト達もその事実を知らなかったとのこと。
 
佐々木「通りの向こうの、『時を戻そう…』の芸人さんが働いてた、ロザリオですっ!」
(ここの紹介、毎回アドリブが効いてて面白かった)
 
良かった、ウチの店の事じゃなかった…と店長と主任がホッとするも、彼が次々と「閉店」に関する際どいことばかり言うのでずっとヒヤヒヤしっぱなしのお二人。そうこうしている間に魚住先輩が飛び込んできて、上でも書いた通りに叱られるわけです。
 
魚住「毎回毎回発注ミスしやがって!これでもう5週目だぞ!?」
佐々木「すみませんでした!…じゃあ、6週目いっちゃっていいっすか?笑」
魚住「ふざけんなよテメェ…殺されてえのか!!」
 
怒られても尚ひょうきんに振る舞う余裕のある彼のメンタルよ。いいなぁ、私も欲しい。笑
その後も店長が大事な話を切り出そうとするところを茶化して主任に怒られ、テレビ局の人を前にボーイと一緒に騒いでまた主任に怒られ…(黒田さん、大変。笑)
 
懲りない人だなぁ、と思いますが、彼のように楽しい雰囲気を作れる人というのはどんな職場でも重宝されるものです。それに、魚住さんみたいな怖い先輩と宮本くんのような気弱な新人の間に居ることで、クッションとしても良い役割になっているのではないでしょうか。実際、魚住さんの指導に少しビクビクしている宮本くんに対して、さり気なくフォローを入れているような場面も所々で見受けられます。
 
しかしそんな彼も、流石に閉店の事実を突然知ることになった時はいつものテンションではいられなかったようで、「これじゃロザリオと一緒っすね!」と怒りを露わにしています。
これ、皆そうだけど閉店するってこと自体に怒ってる訳じゃなくて、ここまでずっと皆に言ってくれなかったことに対して落胆しているんですよね。冒頭の皆の進藤店長への信頼が一気に崩れていくこの場面、本当に辛い。
 
ただ、ロザリオとは違ってこの店には「ボーイレスク」という唯一の活路がありました。
その通常では考えられない最終手段に、いち早く決意を固めた宮本くん。そして「俺が先だ」と言わんばかりに激昂しながら店への愛を叫んだ魚住先輩。そんな二人を見て、「そうだよ宮もん、そういう良い台詞は先輩に譲らないと!」と言って彼も後に続きます。
 
佐々木「俺もやります!この店好きなんで!大好きなんで!」
 
ここでも後輩のモノマネなんかしちゃって、彼らしさが溢れる決意表明だったなぁ。笑
舞台上ではほんの小一時間見ただけなのに、「ああ、普段通りの佐々木だなぁ」と、不思議とホッとしたような気分になりました。
 
どんな時でも楽しむ心を忘れずに、でも時々楽しみ過ぎて叱られて、仕事ではミスばっかりしてまた叱られて。それでも「もうコイツは仕方ねえなぁ…」なんてどこか許せてしまうような、いつもお店に明るい風を通してくれるキッチンクルーでした。
 
▼イメージカラー・スカイブルーについて
――水色は空や海など開放感があるイメージの色なので、自分の心をオープンにして自由な表現をしたり、コミュニケーションをしたい時に取り入れると効果的です。インスピレーションを得たい時や、自由な発想をしたい時におすすめです。

 大城さんのライトブルーと少し被るんですが、「開放感」や「自由な表現」というイメージは実に彼にピッタリですな。キッチンクルーの皆さんは、全体的に青系統で纏められているといった感じ。

 
▼阿部快征さんのこと
‣阿部 快征(あべ かいせい)
‣1996年5月22日生(25歳)
‣身長173cm

舞台稽古中のTwitterTikTokではまだ役名と俳優さんが一致せず、何となーく見てたんですが、舞台観劇後に改めて見返すと点と点が線になるような感覚がありました。

田口さんのTikTokでは、DAY.3に映ってます。かなり早い段階で登場されてたのね。
まだ初期の方なので、台本の台詞を覚えている場面が撮られています。
田口さん「iPadで台詞覚えてんの?」
阿部さん「iPadで台詞覚えてます!」
田口さん「今っぽいね!」
阿部さん「(田口さんは)紙ですか?」
田口さん「紙です!」
iPadで台詞入れって、若いなぁ。笑(田口さんの紙台本はマーカーラインだらけだった)
今になって見返してみると、「この大人しそうな子が佐々木やってたんだ!?」というギャップが印象的です。役者さんって凄い。
 
 

『宮本祐樹』という人

・宮本 祐樹(みやもと ゆうき)
バーレスク・One Night Dreamのキッチン担当
・イメージカラー:ブルー
(公式Twitterより)

 「キッチン担当」では一番の後輩、そしておそらくこの店のスタッフの中でも一番の新人さんかと思われます。登場時「おはようございます…」と挨拶するも、あまりに小さい蚊の鳴くような声に、先輩たちからは「え?なんて?」と言われてしまう。笑

 
魚住「宮本、キッチンは腹から声出せっていつも言ってんだろ。ほらもっかい言ってみろ」
宮本「お…はようございます…」
魚住「そういうことじゃねえ!」
 
何度か先輩方から声出しの指導を受けますが、息を吸い込んでも足元からパワーを溜めても、なかなかキッチンに相応しい大声は出ません。きっと恥じらいが大きな邪魔になってんだろうなぁ。それとも、腹筋でもやるかい?笑
 
入って間もない彼なので、他の先輩ともまだ積極的なコミュニケーションはできていない印象。皆が盛り上がっていたロザリオとかテレビの話題でも、そんなに進んで発言はしていなかったと思います。
賑やかなイメージのある夜のお店で、それもキッチン担当を選んで入った彼の志望動機、いったいどんな内容だったんだろう。笑
 
お店が閉店すると知った時、一番経験の浅い彼もショックが表に出ていました。いや、経験が浅い故のショックというのもあるかもしれません。仕事に慣れてきた頃だったら多少ダレてしまう時期もありますが、彼の場合はまだ新しいことを色々吸収できる楽しい段階だと思いますので…。
ここでの宮本くんの言葉はよく覚えています。
 
宮本「この店本当に閉店するんですか…?自分、まだ入って1か月も経ってないんですけど…」
長谷島「仕事全部覚える前で良かったじゃん!」
宮本「…っ良くないですよ!!!」
 
序盤で散々「声が小さい」と言われていた彼が、皮肉にも今までで一番の大声を出したシーンです。
 
仕事を覚える前だから良かった、じゃないんだよオーナー。覚える前だから良くないんだよ。
だって入店して数日は先輩の見様見真似をするのが精一杯なんだから、きっと彼はこれからそれを自分の力にしていくところだったんだよ。自分の身につけてきちんと元取る前に店が潰れて、何が良いもんか。お店の責任者から見た1か月と本人にとっての1か月じゃ、重みが全然違いますよね。
 
そういった絶望の中、さらに追い打ちをかけるように判明した「ダンサー総辞職」という現実。
ただの飲み屋ではないバーレスクにとって致命的なことで、「もう本当に終わった…」と思ったら、「いや終わってない。自分たちが踊ればいいんだ」と、事態はとんでもない方向へ進みます。
バーレスクという職場自体にまだ不慣れであろう宮本くんにとっては、さぞ理解し難いことだったでしょう。笑
しかしその気弱で大人しい彼は、キッチン担当の誰よりも早く男気を見せてくれました。
 
宮本「やります!僕、この店好きなんで!」
 
経験の浅い彼でもこんなに真っすぐに好きだって言えるお店、どれだけ素敵なんだろう。うん、きっと店長が素敵だからですよね。先輩より先に、自分の思いを率直に発言できる彼もとっても素敵。
(その後、佐々木先輩にモノマネの材料にされてしまいますが 笑)
まだまだキッチンの中では発展途上ですが、これから成長していく伸びしろが大いに感じられる新人さんでした。
 
▼イメージカラー・ブルーについて
――青からは空や海、水といった広大な自然のイメージが浮かびます。爽やかな空、生命の源の海、体に不可欠な水と接する機会が多い色です。五感のなかで味覚と関係が深いのが青です。青空の下の開放感や落ち着いたリラックスできる空間で味わう食事は格別な美味しさがあります。食べ物そのもので青のものは少ないですが、生命の源の海も連想できる青色のある空間は食を楽しませてくれます。

 おお、キッチン担当の中で唯一「食」に関するイメージが出てきたぞ。まあ、彼の立つキッチンは青空の下で食べるようなものを提供する場所ではないけど。笑

声は小さいけど広大な心を持っていそうな彼とは、案外密接な色と言えるのかもしれないです。
 
▼高間淳平さんのこと
・高間 淳平(たかま じゅんぺい)
・1995年11月1日生(25歳)
・身長170cm
滋賀県出身

 彼の情報を集めるのに結構苦労したんですが、天童ちゃん役の荒さんと同じ事務所の所属なんですね。そしてその事務所はかつて田口さんがプロデュースしていたAsteRisM⁂が所属していた場所でもある。なんという素敵なご縁。

田口さんのTikTokでは、DAY.3に映ってます。
(稽古場っていうかジムみたいやな…って思い始めていたこの頃。笑)
田口さん「今日も腹筋がんばってやりましょう」
服部さん・谷津さん・高間さん「やりましょうー!!!」
田口さん「元気だなぁ、オイ!笑」
左側にひと際元気な子いるなぁ、って思ったらこの子が宮本くんだった。役との印象の違いよ。笑
 
 

魚住先輩と佐々木と宮もん

魚住さん率いる3人のキッチンクルー達。おそらく普段表に出ることは殆どなく、それでも慌ただしい厨房の中でショーの裏側を支えている図が想像できます。営業中の場面はなかったので、キッチン担当だと分かる要素は全員エプロンを身に着けていることぐらいかなぁ。でも、魚住さんは所々でお玉とかフルーツの盛り合わせとか、それらしいアイテムをよく片手に持っていましたね。(だがしかし人がいるところに包丁持ち出すのは怖すぎますよ魚住先輩!)
 
ボーイレスクとしてリニューアルするまでの1週間は、ショータイムの準備に忙しいのでキッチンのお仕事はしばらくお休み。しかし、ダンスの練習が終わった後も彼らは熱心に他の仕事に励んでいました。
その仕事はというと、リニューアルオープンを知らせるためのチラシ配りです。
 
魚住「佐々木、この後はチラシ配りに行くからな」
佐々木「ええー、俺もう腹減って限界っすよぉ~」
魚住「後でポテト揚げてやるから」
佐々木「まぁーたポテトっすかぁー…?」
魚住「前にお前が発注ミスしたポテトがまだ腐るほど残ってんだよ!」
 
冒頭のポテトの件、まだ続いてたのか。笑
(でも「勝手に揚げて食っとけ」じゃなくて「揚げてやる」っていうのが優しいなって思う)
慣れないダンスの練習でヘトヘトの先輩たちに、宮本くんが声をかけます。
 
宮本「お二人とも、今日は帰ってください。自分が皆さんの分も配っときます!」
佐々木「おい、無理すんな。お前だって疲れてるだろ」
宮本「平気です。自分、先輩たちより若いんで!」
佐々木「待て、人をオッサン扱いしてんじゃねえよ!!」
 
当初はあんなに引っ込み思案だった宮本くん、この頃には先輩に軽口叩くほどの余裕ができてます。笑
「宮もん、最近変わったよな。なんか明るくなったっていうかさ!」と周りの人も彼の変化に気づいていますね。
それにしても、演じる俳優さんたちは3人ほぼ同い年なのに、舞台上ではちゃんと年の差ある先輩後輩に見えるから不思議。
 
宮本くんの変貌ぶりもそうですが、魚住さんも心なしかちょっと丸くなったというか、優しくなってると思うのは気のせいでしょうか?
元々ぶっきらぼうでも後輩想いな雰囲気は伝わってきてたんですけど、ボーイレスクの準備に取り掛かってからはそれが分かりやすくなってきたような。緊迫感漂うキッチンの仕事から少し離れたことで、後輩への接し方も代わってきたのかな。
あ、佐々木は相変わらずの通常運転です。笑
 
ショータイムでは進藤店長改め、シンディーの登場の前座としても一役買っておりました。
 
佐々木「タケさーん、表情固いっすよ~!もっと笑顔笑顔~」
魚住「こ、こうかしらぁ?」
 
うん、こんなやり取りしてたらそりゃあ多少は丸くもなるわな。笑
予め用意していたショータイム以外でも、即興ダンスに応じたりと臨機応変な活躍を見せていましたね。
 
しかしキッチン担当が3人とは、バーレスクの調理場って意外に人数要るのね。
この人たちが全員ショータイム要員になったら、お店の厨房は一体誰が回すんだろうか。(なんてツッコミはしちゃいけないのかもしれない)もしかして、ショーの合間に厨房を駆け回ったりなんていうかなり無茶な営業になったりもするのかしら?汗
 
まあ仮にそうだったとしても、今のこの3人ならそんな戦場みたいなキッチンでも上手く回転させられそう。
これからは表側と裏側で更に良い関係性を築いてほしいような、愉快なキッチン担当達でした。